よくある質問

Motors

  • 貴社のモータは、その公称電圧以外でも稼働させることができますか?

    はい。DCモータ(ブラシ付きおよびブラシレス)は非常に直線的な動作となり、モータの速度も加えられた電圧に直接的に比例しています。ブラシ付きDCモータの場合、当社データシートに記載されている推奨最大速度を超過しない速度での稼働が推奨されています。よって、電圧は定格電圧、またはそれ以下とすることが理想です。モータの寿命は操作速度によって影響を受けますが、モータを定電圧で稼働することにより、すべてのブラシ付きモータのブラシ/整流子の摩耗は小さくなります。しかし、アプリケーションにより高速性能が要求される場合、モータのオーバードライブが起こり得ます。これにより、速度が速くなり、結果として寿命が短くなります。DC ブラシレスモータの場合、ブラシ整流がないため、寿命に影響を与える主な要素はボールベアリングとなります。しかし、当社の磁気設計は、公称速度の範囲内で鉄損を最適化します。鉄損は、速度の二乗に比例します。公称速度の 1.5 倍の速度でのモータのオーバードライブにより、鉄損は 2.25 倍増加するため、効率および全体的なモータ性能は大幅に低下します。ステッピングモータは、通常チョッパーモードではより高い電圧を使用し、より優れた動的性能を実現させます。

  • 貴社のモータ/ギヤモータは、産業用アプリケーションの環境でも耐えることができますか?

    当社の製品は、工場オートメーション、自動車ハンドツール、組み立てプラント、機械加工アプリケーション、半導体プラント、HVAC、およびロボット工学など、様々な産業環境で使用されています。当社は、医療および歯科アプリケーション用のオートクレーブ対応のモータ/ギヤモータも提供しております。厳しい環境でモータ/ギヤモータを使用する必要があるアプリケーションの場合には、アプリケーションに最適な製品に関して当社のアプリケーションエンジニアにご相談ください

  • 貴社のモータは、発電機としても使用できますか?

    はい。ブラシ付きDCモータは、発電機としてご使用いただけます。発電される電圧はとても低いというデメリットがあります。当社のアプリケーションエンジニアにご連絡いただければ、お客様のアプリケーションにおいてお手伝いさせていただきます。

  • フラットシャフト、または D カットシャフトなど、カスタムシャフトにすることは可能ですか?

    はい。シャフトのどこをフラットにしたいかご指定いただくことができます。また、スルーホールシャフト、ピニオンやプーリーを装着したシャフト、あるいは特殊なサイズのシャフト等、ご希望のシャフトを指定いただくことも可能です。最小注文数のご要件が適用される場合がございます

  • モータの両側にシャフトがあります。片軸でも選定できますか?

    ほとんどのモータでご用意してあります。当社のモータのほとんど(ブラシ付き、ブラシレス、およびステッピング)は、片軸、両軸のいずれでもご選択いただけます。価格、および製品に関しましてご質問がございましたら、当社の営業担当者にご連絡ください。

  • 貴社のモータの速度/トルク曲線はありますか?

    当社のカタログのモータ仕様ページには、たくさんの速度/トルク曲線が掲載されています。また、曲線が必要な製品に関して当社にお問い合わせいただくこともできます。当社のアプリケーションエンジニアが、その製品の速度/トルク曲線が利用できるかどうかお答えします。

  • モータのノイズに影響する要素は何ですか?

    当社のモータは、静かな稼働を実現する設計となっています。これは、当社の独自技術取得のモータ設計技術、および素材選択により実現したものです。アプリケーションにおけるモータの取り付け方法、モータを動作させる負荷および速度など、考慮すべき要素はたくさんあります。他に考慮すべきなのは、モータおよび/またはギヤモータ用に選択するベアリングの種類です。アプリケーションにおいてノイズが懸念事項となっている場合、最終的な選択を行う前に、検討中のモータ/ギヤモータの可聴ノイズに関して設計の検査を十分に行う必要があります。

  • ポルテスキャップはモータにケーブルやコネクタを追加できるのですか?

    はい、当社のモータは、ケーブルおよびコネクタを追加することが可能です。特殊な要件の追加に関するお見積りは、当社のアプリケーションエンジニアにお問い合わせください。お客様の設計のお手伝いをさせていただきます。

  • 貴社のモータおよびギヤヘッドのどれでも組み合わせることができるのですか?

    当社のモータは、すべてギヤヘッドと組み合わせて必要な性能を提供できるようになっています。当社のモータの仕様ページには、各モータと組み合わせられるギヤヘッドの種類が示されています。当社のアプリケーションエンジニアは、製品の互換性に関するお客様のご質問にお答えし、設計条件に最適の製品をご紹介させていただいております。

  • 貴社のモータおよびギヤヘッドはどのくらい持ちますか?

    製品の寿命はアプリケーションにより異なります。動作環境、入力電力、およびデューティサイクルなどすべてが寿命に影響を与えます。モータやギヤモータに負荷を加えるだけで、製品の寿命や性能に影響します。寿命を推定するうえで考慮するべき他のパラメータとしては、ギヤモータのバックドライブ、またはモータやギヤモータの急停止などがあります。お客様のアプリケーションにおいて、モータまたはギヤモータに高いスラスト荷重、またはラジアル荷重をかける必要がある場合、ボールベアリングであれば寿命は延びます。パラメータの1つとして寿命が長いことが要求される設計である場合、当社のブラシレスモータのいずれかの使用をご検討いただけるかもしれません。一般的にブラシレスモータの寿命は、シャフトを支えるボールベアリングの寿命がモータの寿命となります。当社のアプリケーションエンジニアは、製品の寿命に関するお客様のご質問にお答えし、設計条件に最適の製品をご紹介させていただいております。

  • サーボモータと一般のモータの違いは何ですか?

    サーボモータは、エンコーダなどの装置を使用してエラーを検知・フィードバックしてパフォーマンス(動作、速度、位置および/またはトルク)を修正します。これは、クローズドループ式フィードバックとみなされ、再現性および精度が重要なアプリケーションで要求されます。アプリケーションにおいてパフォーマンスのフィードバックデータが重要でない場合は、オープンループまたは一般のモータが使用されます。エンコーダはほとんどのモータに追加することができるため、ループを閉じパフォーマンスをフィードバックすることが可能となります。

  • 貴社のブラシレスモータはオートクレーブ対応ですか?

    当社では、オートクレーブ対応のスロット付きDCブラシレスモータの幅広いラインナップを取り揃えております。これらのモータは、無菌環境および他の厳しい環境条件を満たす特別な設計となっています。当社のオートクレーブ対応モータは、1,000 回以上のオートクレーブサイクルに耐えることが寿命試験で証明されています。当社のブラシレスモータの多くは、オートクレーブ対応が必要とされる医療用アプリケーションで有効利用されています。

  • ポルテスキャップのブラシ付きDCモータおよびギヤモータをバッテリで駆動できますか?

    はい。ポルテスキャップのコイルは、ロータに鉄心のない設計となっています。当社では、このタイプのモータの構造をコアレスコイルと呼んでいます。このコアレスコイルでは、銅線のコイルのみが(固定されたマグネットシステムの周囲を)回転します。これにより、ロータの慣性は非常に小さくなり、非常に低いレベルの電流で稼働することが可能となります。この設計タイプは、バッテリ駆動のアプリケーションに最適です。実際、当社の Athlonix モータは、バッテリ駆動のアプリケーションで優れた性能を発揮するような特殊設計となっています。

Encoders

  • What types of encoder do you have?

    Optical, magnetic and magnetoresistive types.

  • モータにエンコーダや他の部品などのフィードバック装置を取り付けることができますか?

    はい。当社製品は、平歯車/遊星ギヤヘッド、光学式/磁気エンコーダ、パワーオン/オフブレーキなど、様々な装置に対応する設計となっています。

  • 磁気抵抗エンコーダとは何ですか?

    ポルテスキャップの高解像度MRエンコーダは、異方性磁気抵抗効果を生かして、ラインの生成のために補間されるアナログ信号を提供します。回転当たりのライン数は、最大 512 まで、当社のチップで設定することができます。

Gearheads

  • 貴社のギヤヘッドはすべてリバーシブルですか?

    はい、遊星、および平歯車ギヤヘッドすべてが双方向稼働対応の設計になっています。

  • 遊星ギヤヘッド、および平歯車ギヤヘッドはどんな時に使用しますか?

    小さい消費電流、低いノイズ、および高い効率性が要件となっている場合、平歯車ギヤヘッドを活用します。しかし、高いトルクの転送が必要となる場合、それらのギヤヘッドには限界があります。遊星ギヤボックスは、通常消費電流は高く、効率は低く、そして可聴ノイズレベルは高くなります。しかし、サイズ制限があるアプリケーションにおいて高いトルクが要求される場合、これらは最適のソリューションとなります。