精度および精密

ディスクマグネット型ステッピングモータの内部レンダリング

定義

モーションアプリケーションにおいて、精度は、モータが正確な回転位置を実現させることができる性能のことです。精密は、必要な動きを一定して繰り返すモータの性能のことです。医療用分析器などのアプリケーションでは、サンプルが処理されて、ワークフローにおいて様々な段階を通過するため、ミクロン単位での精密さおよび精度が要求されます。機械的設計および追加コンポーネントにより、モーションソリューションの精密さおよび精度が決定されます。

ソリューションの概要概要

マグネットの極対数により、精度が決定されます。極対数が多ければ多いほど精度は高くなります。革新的な構成概念により、他のコンポーネントを追加することなく高い精度を実現することができるため、所有コストを低減することができます。

必要であれば、モータに外部コンポーネントを追加して、精度をさらに高めることができます。2 つの主なコンポーネントは、エンコーダとギヤボックスです。エンコーダは、モータの位置をトラッキングして制御し、動作の精度を保ちます。

ギヤボックスは、シャフト回転をギヤ比に基づいてより細かい増分に分割することにより、より厳密な機械的精度を提供します。出力シャフトは、機械的により小さな増分で移動することができるため、より精密な移動につながります。

ポルテスキャップのモータ設計では、その内部の構造に基づいて高い精度が実現されます。どのモータにも、設計分野における長年の経験が活かされ、当社モータのすべての動作における一貫性が生み出されています。

ポルテスキャップの技術

ポルテスキャップのディスクマグネット型ステッピングモータは、その独自のディスク設計により、同サイズの永久磁石ステッピングモータより極対数を多くすることができます。P110 は 40 ステップ/回転ですが、一般的な15mm 永久磁石型ステッピングモータは 20 ステップ/回転です

当社の MR2 エンコーダは、最大 512 のカウントを実現し、モータシャフトを非常に正確に位置づけることができます。モータシャフトの移動をモニタリングし、クローズドループ式磁気抵抗システムを介して必要な位置に修正することができます。

R シリーズのギヤボックスでは、最大の 1,090:1 ギヤ比を実現し、増分の小さなシャフト移動も可能になります。精度を上げることで、軸移動のより精密な位置決めが必要となる新しいオプションも可能になりました。

ポルテスキャップのリニアアクチュエータは、外部コンポーネントを追加しなくても、回転運動を直線運動に変換でき、より精密な移動を実現します。異なるリードスクリューのピッチにより、精度レベルのオプションが広がり、各運動軸に対して別個に定義することができます。