エンコーダは、速度および位置フィードバックを行います。今日の医療、産業オートメーション、およびセキュリティにおける広範囲のアプリケーションにおいて、クローズドループシステムのモーショントラッキングにはエンコーダが必要不可欠なコンポーネントとなっています。
ポルテスキャップは、フィードバックおよびポジショニング向けの 3 つの技術を提供してます:
光学式エンコーダ
ポルテスキャップの光学式エンコーダは、2チャンネル直交出力およびインデックスパルスを出力します。エンコーダは、LED が金属コードホイールを通過後に LED からの赤外線を受信する光電子工学センサマトリクスを有する専用 ASIC を使用しています。相位角および指標位置を決定するマスクは、回路に直接集積されます。光信号および暗信号は、チャンネル A およびチャンネル B への電気パルスに変換されます。チャンネル信号は、90 °でオフセットされ、回転方向が決定されます。加えて、エンコーダの標準バージョンでは信号転送およびノイズを改善する CMOS 対応相補信号が出力されます。また、このエンコーダの一体化により、バッテリ駆動装置の消費電流を低減させるバッテリモードの利用が可能になります。
磁気式エンコーダ
ポルテスキャップの磁気式タイプDおよびFエンコーダは、モータシャフトに直接取り付けられた多極マグネットを組み込んでいます。モータのシャフトが回転すると、ホールセンサが磁束の変化を探知し、チャンネルAおよびBとの間に90°位相差を有する2つの TTL-CMOS対応出力信号が生成されます。これらエンコーダの丈夫な設計により、高温、埃、湿度、および振動などの厳しい動作条件にさらされるアプリケーションにも最適となっています。
磁気抵抗式エンコーダ
MR2 エンコーダは、双極マグネットを使用しています。MR角度センサは、磁界のSIN/COSを測定します。補間器は、SIN/COS 信号を 2 つの方形波出力信号(チャンネル A および B)に変換します。MR2 技術は、コンパクトな設計でも高分解能(最大 512 ライン)を実現させます。また、エンコーダは磁気角度センサの周囲に設置されるため、垂直位変化による影響を受けません。
エンコーダ詳細
詳細 | 特性 | メリット |
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磁気式エンコーダ:P(位置センサ)モータに統合したエンコーダ、ホールセンサによりモニタリングされる位置 | シンプルな構造、コンパクトな設計、2 つの出力チャンネル | 高分解能、2 つのチャンネル、ホームポジション、安定した信号レベル、ストールでのLED 供給切断、熱ドリフトなし |
光学式エンコーダ:P+V | 厳しい環境の影響なし、ユニット長の増加ほぼなし、非常に低い消費電流、高い信頼性、長寿命 | 非常に正確なポジショニング、回転数カウントの活用、老朽化現象なし、低い消費、小さい温度上昇、温度による影響なし、小型 |
追加情報
磁気抵抗式エンコーダ
光学式エンコーダ