ブラシ付きDCモータにする理由

ブラシ付きDCモータ基本情報

ブラシ付きDCモータにする理由

ブラシ付きDCモータ基本情報

ポルテスキャップのブラシ付きDC技術は、鉄心不使用のロータ(自己保持型コイル)基づく設計を、貴金属整流または炭素銅整流システム、レアアースまたはアルニコマグネットを組み合わせることから始まりました。これは、低摩擦、低起動電圧、鉄損なし、高効率、優れた熱放散、リニアトルク - 速度機能など、高性能ドライバおよびサーボシステムに大きな利点をもたらします。これら要素すべては、使用を容易にし、サーボループを簡素化するのに役立ちます。ブラシ付きDCモータは、低いロータ慣性が優れた加速度を生み、効率性が重視されるバッテリ駆動装置すべて、またインクリメンタルモーションシステムの最適なソリューションとなります。

ブラシ付きDCモータ基本情報

  1. â?“ ステータ
  2. â?“ ブラシホルダーエンドキャップ
  3. â?“ ロータ

1. â?“ ステータ

ステータ - ステータは、中央に位置する円筒状の2極の永久磁石、ベアリングを支えるコア、および磁気回路を閉じる鋼管で構成されます。高品質レアアースマグネットにより、小さなエンベロープでも高い性能が実現します。お客様のアプリケーションにおける荷重および要件に応じて、焼結ベアリング、およびボールベアリングが選択可能です。

2. â?“ ブラシホルダーエンドキャップ

ブラシホルダーエンドキャップ - ブラシホルダーエンドキャップは、プラスチック素材でできています。モータの用途に応じて、カーボン、マルチワイヤの 2 タイプのブラシが利用可能です。カーボンタイプは、銅グラファイト、または銀グラファイトを使用しており、高い連続トルクおよびピークトルクが要求されるインクリメンタルモーションアプリケーションに最適です。マルチワイヤタイプは、貴金属を使用しており、低起動電圧、効率性の向上が特徴で、バッテリ駆動ポータブルアプリケーションに最適です。ポルテスキャップのエンジニアは、電磁ノイズを低減させ、EMC要件を満たすエンドキャップの設計を行うことができます。

3. â?“ ロータ

ロータ - ロータは、ポルテスキャップのDCモータの中核です。コイルは、後で取り外す円筒サポートに直接連続して巻き回されるため、余分のエアギャップ、およびトルク生成に関わらないコイルヘッドを排除することができます。自己保持型コイルには、鉄心構造が必要ないため、慣性モーメントが低くなり、コギングもなくすことができます(ロータはどの位置でも停止します)。従来の他のDCコイル技術とは異なり、鉄心を使用しないため、ヒステリシス、渦電流損、または磁気飽和などが生じません。モータのスピードトルク直線動作は完全なもので、動作回転数に影響を与える要素は、電源電圧および負荷トルクのみです。ポルテスキャップは、その独自技術取得のノウハウを通じ、異なるフレームサイズの複数の自動巻線を開発し、出力を増加させる巻線技術に革命をもたらし続けています。

ブラシ/コレクタの組み合わせにより、最大12,000 rpm での長期間の動作期間に耐え、高い信頼性が実現できるよう最適化されます。ポルテスキャップのDC製品は、0.6mNmから最大150mNmの連続トルクを、および断続的動作では2.5mNmから最大600mNmのトルクを生成します。

追加情報

ロータアセンブリ

ブラシ付きDCモータ断面図