キャンスタック型ステッピングモータの選択方法

選択基準

 

モータの直径

モータの直径(フレームサイズとも呼ばれる)は、モータの筐体の最も近い mm で表される直径です。通常、アプリケーションにおいて使用できる空間に合ったモータ直径からモータのサイズを検討してください。一般的に、モータのフレームサイズが大きければ大きいほど、トルクも大きくなります。

ロータのサイズ

これは、モータ内のロータの大きさを示す文字コードです。ロータが大きいとトルクも大きくなりますが、これにより必ずしもモータのサイズに影響があるわけではありません。

回転あたりのステップ

回転あたりのステップ数が多いと、ステップ角が小さくなるため、角度位置分解能が大きくなり、トルクリップルが小さくなります。ステップが多いと、トルクが大きくなりますが、速度は遅くなります。

マグネットタイプ

マグネットが強ければ、同じ電流、大きさでもトルクが大きくなります。フェライトマグネットは、強さは弱いもののコストは低くなります。ネオジムマグネットは、高性能アプリケーション向けの強力なマグネットです。

定格電圧

電圧は、供給電圧にできるだけ近い電圧を推奨します。定格電圧より大きな電圧を使って、性能を高める場合もあります。

ドライバタイプ

選択するモータの種類は、アプリケーションで使用されるドライバの種類と一致している必要があります。

 キャンスタック型ステッピングモータ
 26 M 048 D 2 B
26  直径
M ロータのサイズ
S = スモール
M = ミディアム
L = ラージ
048 回転あたりのステップ
 D マグネットタイプ
B = フェライト
C = He フェライト
D = ネオジム
 2 定格電圧
1 = 5V
2 = 12V
 B ドライバタイプ
U = ユニポーラ
B = バイポーラ