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産業用バーコードスキャナ

January 21, 2022

空港の手荷物検査場で使用する バーコードスキャナは、大量の手荷物 をそれぞれ適切な目的地へ送るために欠 かせません。このスキャナは、バーコードラベ ルがねじれたり、曲がったり、汚れたりしていて もスキャンできなくてはなりません。空港で使用す るスキャナには、高い信頼性で5年以上動作することが 求められるため、スキャナを駆動するモータには、20,000 時間を超える寿命が必要となります。輸送業界にスキャナを 提供しているヨーロッパのある大手企業は、高い信頼性で20,000 時間動作するという要件を満たすモータを設計できないか、ポルテス キャップに打診しました。

ポルテスキャップのエンジニアは、機械寿命の向上を目的としてモータベアリ ングの設計に注力した長寿命アプリケーションの経験を有していました。そのた め、DCブラシレスモータを使用し、ベアリング寿命の決め手となる最適化したボール ベアリングと適切な潤滑油を用いた設計を行いました。ベアリング用潤滑油は、トルクや 速度性能、ノイズ生成、ガス放出温度、錆びやすさなど、モータ性能のその他多くの要素に も影響を与えます。

ポルテスキャップがカスタマイズしたUltra EC™ 16ECP DCブラシレスモータソリュー ションは、製品寿命を最終的に30,000時間まで伸ばしました。その結果、メンテナ ンスを最小限に抑え、手荷物のスキャン動作可能時間が向上し、手荷物を正しい 目的地へ安全に送ることのできる、耐久性の高いソリューションを空港の物流 チームに提供できたのです。


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Highlights
  • コンパクトサイズ
  • 柔軟な機械設計
  • オプションのホール センサー
  • 長期にわたる高い 信頼性